●5歳児

自分たちの生活を自分たちで創る

社会的人格の形成~「ちいさな市民」としての自立から自律に向かう~

「憧れの年長ぐみになった!」 そのこと自体に大きな意味があるようです。年長組になったらできることがいっぱい!掃除や当番、なんでも自分たちでやりとげる自信が「大きくなった」誇りを持たせてくれます。身のまわりのことだってもちろん「言われなくても自分でする 」「一人でできる」。

一つひとつの自信が、園の年長児としての自覚を育ててくれます。みんなの期待が大きいこともあり、意識的に大人の期待にそうようにしたり、早く正確にしようとします。意欲が自信となってきます。運動機能では、自分の体がコントロールでき、「自分は・・・だけど、・・・してみる」というふうに自制心を持ってみんなと一緒にひとつの目標に向かって取り組めるようになります。

<発達の特徴>

□日常生活のうえでの基本的な習慣はほとんど自立し、自分自身でできるようになります。細かい手指の動きは一段と進み、他の部分と協応して全身運動もよりなめらかになります。

□内面的にも一段と成長し、大人が「いけない」というから悪いのではなくて自分なりに考えて、納得のいく理由で物事の判断ができる礎が培われていきます。人が見ていなくてもちゃんと役割を果たすことができる良心の芽生えです。

また、行動を起こす前に考える事もできるようになり、自分や他人を批判する力も芽生え「ずるい」とか「おかしい」など不当に思うことをことばで表わすようになります。

□仲間の存在は一層重要になり、目的に向かって活動し、自分のすることや決まりを守る事の必要性がわかってきて集団としての機能が発揮されるようになってきます。要求のぶつかり合いやけんかが起きても相手と話したり認めたり、社会生活に必要な基本的な能力が身につき、仲間の中の一人としての自覚や自信がもてるようになります。

<大切にしたいこと>

□「自分達の生活は自分たちで」――すなわち仲間と一緒に生活を進めていく喜びを獲得していきます。

□知的探究心の高まりとともに、「真実」「科学」「自然」への関心も深くなる事から、一つひとつのことを、より深くつっ込んで考えていけるような取り組みをしていきます。

□こども自身が、自分の生活を律しうる状況や環境をつくり出していくようにします。

□体験したり、感動した事を、ことばや絵で身体で表現する力を豊かに育てます。

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